オーソモレキュラー栄養療法
オーソモレキュラー医学とは?
オーソモレキュラー医学は、アミノ酸、脂質、ビタミンやミネラル等の栄養素により、健康の質や様々な病気を生体の分子レベルから改善していく治療法であり予防法です。
薬は症状に合わて飲みますが、オーソモレキュラー医学は原因へのアプローチです。
また、身体に足りないリソース(ホルモン、ビタミン、栄養素など)を補充する事は、アンチエイジングにとって大切なポイントの1つです。
栄養素は経口サプリメントで与える場合と、点滴などで与える方法があります。
しかし近年は、ニュートリノゲノミクスという一人ひとりの
遺伝子情報に基づく、よりきめ細やかな栄養素の摂取が主流となりつつあります。
- 時々、たちくらみやめまい、耳鳴りがする
- 肩こり、関節痛、筋肉痛がある
- 頭痛になりやすい
- のどに不快感(つかえ感)がある
- 生理前に体調が悪くなる、生理の出血量が多い
- 風邪をひきやすい
- 髪を洗っている時髪がぬけやすい
- 食欲不振になりやすい
- 肌が乾燥しやすい、かぶれやすい
- 傷の治りが悪い、跡が残りやすい
- 肉や卵はあまり食べない
- ご飯や麺類、パンだけで食事を済ませてしまう時が多い
- 野菜中心もしくは和食中心
- 肉体労働をしている、スポーツをよくする
- 胃薬を良く服用している
- とにかく疲れる、寝ても疲れがあまり取れない
- 記憶力が衰えている
- 集中力が続かない、イライラしやすい
- お酒をよく飲む
- 口内炎がよくできる
不足している栄養素がある方は一度栄養検査を受けることをお勧めします。
栄養解析
詳しい問診と必要に応じた生理学検査や生化学検査などにより、あなたの身体の状態を知るところから始まります。
検査結果の一部には、MSS社(東京)の栄養解析レポートシステムを利用しています。
加えて、遺伝子を知ることは必須となります。
再評価
4-6週間しっかりと取り組んでいただいた後に再評価を行い、相談の上、次の目標を設定します。経過を拝見させていただくために、特に女性は3ヶ月に1回程度の受診をお勧めします。
市販のサプリメント(コンビニサプリメント)との違いは?
薬との違いは?
サプリメントの摂取量は?
サプリメントを摂ってさえいれば、何とかなりますか?
いいえ。
身体の不具合を治したりアンチエイジングを図るためには、薬の代わりにサプリメントさえ飲みさえすればというような安易なものはありません。食材や調理方法、食事の量や回数、運動、ストレスのコントロール、ホルモン、睡眠時間やその質、環境など、様々な事柄を自ら見直す努力が欠かせません。
そうした努力の積み重ねで、精神科医から一生薬を飲まないといけないと宣言された統合失調症の方が、すっかりとお元気になられたこともあります。写真に収めていないので残念ですが、この方が初診でお越しになられた時は、とても異様な奇抜で、ちぐはぐなメークでした。しかし改善した頃には、ご本人は気付いていないのですが、チャーミングなナチュラルメイクに変わっているようなこともありました。
- つわり・貧血がつらい妊娠中の方
- 成長期のお子様
- 肥満・ダイエットを考えている
- 口内炎やむし歯になりやすい
- 肌荒れ・にきびが気になる
- アトピー性皮膚炎など皮膚のトラブルが多い
- めまいや頭痛がひどい
- 最上の健康を目指す方
コラム 鉄の出納
ご婦人方に人気の「鉄」は、生命を維持するのに必要なミネラルである一方で、フリーラジカルといって必要だけれども過剰だとかえって体を傷つけてしまうものの元にもなるのです。したがって鉄は体内では厳密に管理されています。鉄を摂取することも大切かもしれませんが、足りていなければ出ることも抑えましょう。
むしろ優先的に、つまり赤字決算対策です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という話をご存知ですか?
同様に病気や不調の原因には、その原因があり、またさらにその原因がある。
生きる価値観を見出せない生活や単調な生活で胃炎が生じて鉄の吸収が悪くなる。それで鉄が不足して貧血になる。そして生理がますますひどくなる。鉄がもっと減ってしまって、うつ気味になる という具合です。
このような方の本当の原因は貧血ではなく、日中に適度なストレスがなくて副交感神経が優位だから。それはなぜか? -- 「日中に興味がわくものがないから」。
貧血の改善、胃炎の改善、でも最後に目指すものは有意味な生活です。
栄養素だけで解決しない場合には、ストレスチェックなど他の視点が必要です。
コラム 皮膚は健康の鏡
外部環境と境して、からだをしっかりと守ってくれている皮膚ですが、優秀な健康のバロメーターでもあります。消化器の一部でもある口腔粘膜の方が鋭敏と思いがちですが、皮膚の方がからだの内面をしっかりと表してくれます。ところで写真は、手荒れがひどく、皮膚科でステロイド軟膏の処方を受けるも、半年以上変化が認められないため、栄養相談に来られた方です。
食事を含め生活習慣の見直しに取り組まれ、徐々に手の状態も改善して行く様子が分かります。
初診時
一ヶ月後
三ヶ月後
この方のように、自らの身体の変化に早めに気付き、病気になる前に、食事やストレス、運動などの生活習慣の改善に取り組む事が大切だと考えます。 また健康の回復を図る時には、漫然と治療を受けるのではなく、半年も一年も同じ事を続けて変わらなければ、一度立ち止まって、それまでの取り組み方や治療方法を見直す努力や適切な支援を受けるのが良いと思います。
また、化粧は女性をより美しく、魅力的にみせるものですが、欠点を覆い隠したり、補正するというネガティブな発想より、自分の内面を磨いた上で、それをより一層引き立たせるものというポジティブな発想の方が素晴らしいと思います。
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- アトピー性皮膚炎
- 肥満、ダイエット
- 癌
*新宿溝口クリニック症例より