更年期・閉経期の寝汗やホットフラッシュと糖尿病の関係

2019年3月 6日 水曜日

皆さま、こんにちはsun

更年期や閉経後に寝汗やホットフラッシュなどの症状に
悩まされている方は、比較的多いのではないでしょうかsweat02

さて、これらの症状は、
将来の2型糖尿病の発症に高い関連性があるようですsign01

15万人の女性を対象に長期間観察した調査では、
更年期に寝汗やホットフラッシュなどの症状があった人では
1000人中11.3人が糖尿病になったのに対し、
これらの症状がなかった人たちでは1000人中8.4人が糖尿病になりましたannoy

これをリスクとしてみると、寝汗やホットフラッシュに悩まされた人では、なんと糖尿病発症のリスクが18%も増すことになりますsign01

しかも症状がひどい人たちだけで見ると、
50%も糖尿病のリスクが高まりますsign03

寝汗とホットフラッシュの両方の症状がある人の方が、
どちらか1つだけ症状があった人よりも糖尿病リスクは高く、
特に寝汗の症状を訴えた人は、ホットフラッシュの有無に
かかわらず、20%もリスクが増加していました。

悩まされる期間の長い人の方が糖尿病発症リスクも高いことも判明しました。

肥満はしばしば糖尿病の発症のリスクと言われますが、
この寝汗やホットフラッシュの症状は、肥満とは関係なく
糖尿病のリスク要因であることもわかりました。

つまり、これらの結果からわかることは、
糖尿病になってから治療に励むのではなく、
糖尿病になる前に、つまり更年期のうちに
ルートマップの道筋を変えるべきであるということですflair

そこに私たちがわざわざ
ヨーロッパから持ち帰った医療の価値があるように思います。

投稿者:滝歯科医院

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