「黙る」「考えない」「思い込む」

2013年1月 5日 土曜日

皆様、こんにちは。

少し前のことですが、日経新聞memoに、畑村洋太郎先生の次のような記事penが出ていました。
畑村先生は、昨年の9月まで福島原発事故調査・検証委員会委員長を務めた方でもあります。

日本人は「黙る」「考えない」「思い込む」のどれかに陥っている。
これらを正反対の姿勢に改めなければ、適切な技術開発はできない。


畑村先生は、失敗学の提唱者として著明な方。
私自身、大学院生時代に畑村先生の失敗学についての講義karaokeを聴き、とても感銘heart02を受けたのを覚えています。

さて、先の畑村先生の記事は、私達日本国民の視野eyeが狭まっていること指摘したもの。
「黙る」「考えない」「思い込む」・・・というのは「まあいいや」という事無かれ主義、怠惰な姿勢shockです。

今、そのほころびがあちこちに出ているのかもしれませんbomb
earが痛い言葉です。

今の私達に必要なのは、

「黙る」のではなく、「(自分の意見を)発言する」
「考えない」のではなく、「考える」
「思い込む」のではなく、「(情報・知識・感情を広く)共有する」

ということでしょう。

これは、科学技術開発に限らず、私達の携わる医療分野についても言えることhospital

保守的な医療体制にとらわれず、本当の意味で患者様の健康に役に立つ医療を提供できるよう、私たち医師は、広く世界を見渡し「発言する」「考える」「共有する」ことが求められていると思いますshine

投稿者:滝歯科医院

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