メディカルサロン ナチュラルデンティストリー Blog
2013年7月 3日 水曜日
DALY (Disability Adjusted Life Year)
皆さまこんにちは。
「健康寿命の延伸」と言われて久しくなりますが、DALYをご存知でしょうか?
ひとたび病気にかかると、何年にも亘って病気による障害を抱えながら生活しなければならないものもあります。病気によっては、せっかく生きられる寿命すら短くしてしまいます。
この病気で不自由な生活を過ごさなければならない期間と、期待される寿命よりも短くなってしまった期間を足したものがDALYです
では病気の種類により、DALYはどうなっているでしょうか?
最新の資料によると工業国では、
うつでは、9,8年の喪失
虚血性心疾患 5,9年
認知症 5,8年
アル中 4,7年
糖尿病 4,5年
脳血管疾患 4,5年
聴力の喪失(成人での発症) 4,1年
呼吸器がん 3,0年
骨関節炎 2,9年
COPD 2,5年
限られた大切な人生の、貴重な期間を喪失する最大の病気は「うつ」です
アンチエイジング医療が提案する「生きがいのある人生」とは、メンタルでも健やかであると言う事を意味しています。
当院では、ストレスを科学的に客観的に評価し、ストレスが少ない生活が送れるようにコーチングしています。
「健康寿命の延伸」と言われて久しくなりますが、DALYをご存知でしょうか?
ひとたび病気にかかると、何年にも亘って病気による障害を抱えながら生活しなければならないものもあります。病気によっては、せっかく生きられる寿命すら短くしてしまいます。
この病気で不自由な生活を過ごさなければならない期間と、期待される寿命よりも短くなってしまった期間を足したものがDALYです
では病気の種類により、DALYはどうなっているでしょうか?
最新の資料によると工業国では、
うつでは、9,8年の喪失
虚血性心疾患 5,9年
認知症 5,8年
アル中 4,7年
糖尿病 4,5年
脳血管疾患 4,5年
聴力の喪失(成人での発症) 4,1年
呼吸器がん 3,0年
骨関節炎 2,9年
COPD 2,5年
限られた大切な人生の、貴重な期間を喪失する最大の病気は「うつ」です
アンチエイジング医療が提案する「生きがいのある人生」とは、メンタルでも健やかであると言う事を意味しています。
当院では、ストレスを科学的に客観的に評価し、ストレスが少ない生活が送れるようにコーチングしています。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2013年6月11日 火曜日
三浦雄一郎氏に感激
昨日のNHKテレビ番組、クローズアップ現代 「三浦雄一郎80歳 驚異の肉体の秘密」は、アーロン アントノフスキーの「健康生成論」を想起させる内容でした。
プロスキーヤーであった三浦氏は、50台で世界7大陸最高峰からの滑降を達成。
しかし次の目標を見失い、トレーニングはさぼりがちとなりました。
60歳前半には肥満、糖尿病、狭心症、高血圧に悩まされ、標高500m程度の低い山すら登れなかったそうです。
同氏が65歳の頃に、90歳を超えてもなおモンブランをスキーで滑りたいと頑張る父親の三浦敬三氏に触発され一念発起。エベレスト登頂を目標に掲げたそうです。
大きな怪我も克服してトレーニングに励み、ついに80歳にしてエベレスト登頂に成功されたのです。
番組によるとこの驚異的な肉体の秘密は、氏の「エベレストに登りたい」という強い信念にあったとのことでした。
何が病気の原因かを探る病因論に対し、アントノフスキーはナチスの強制収容所で生き延びた人々について興味を持ち、何が過酷な状況においてもなお健康を保ち、彼らを生還に導いたかを調べました。これが健康生成論の始まりです。
私たちは日々、生物学的加齢の速度をいかに遅らせ、生涯いかに健康に過ごしていただくかということに取り組んでいます。そんな中、私たちと同年代の方の言葉がショックで、今でも記憶に鮮明に残っています。
平均寿命や健康寿命についてお話ししたところ、「まだそんなに生きるのですか」
ぜひ皆さんも生き甲斐を持ちましょう。
プロスキーヤーであった三浦氏は、50台で世界7大陸最高峰からの滑降を達成。
しかし次の目標を見失い、トレーニングはさぼりがちとなりました。
60歳前半には肥満、糖尿病、狭心症、高血圧に悩まされ、標高500m程度の低い山すら登れなかったそうです。
同氏が65歳の頃に、90歳を超えてもなおモンブランをスキーで滑りたいと頑張る父親の三浦敬三氏に触発され一念発起。エベレスト登頂を目標に掲げたそうです。
大きな怪我も克服してトレーニングに励み、ついに80歳にしてエベレスト登頂に成功されたのです。
番組によるとこの驚異的な肉体の秘密は、氏の「エベレストに登りたい」という強い信念にあったとのことでした。
何が病気の原因かを探る病因論に対し、アントノフスキーはナチスの強制収容所で生き延びた人々について興味を持ち、何が過酷な状況においてもなお健康を保ち、彼らを生還に導いたかを調べました。これが健康生成論の始まりです。
私たちは日々、生物学的加齢の速度をいかに遅らせ、生涯いかに健康に過ごしていただくかということに取り組んでいます。そんな中、私たちと同年代の方の言葉がショックで、今でも記憶に鮮明に残っています。
平均寿命や健康寿命についてお話ししたところ、「まだそんなに生きるのですか」
ぜひ皆さんも生き甲斐を持ちましょう。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2013年1月10日 木曜日
PDCA, PDSA, SDCA・・・:その2
皆様、こんにちは。
昨日のPDCAサイクルの話を続けます。
さて、私が今回面白いと思ったのは、PlanをStandardize(標準化)に置き換えたSDCAサイクルという考え方。
PDCAとPDSAが改善のサイクルである一方、SDCAは維持のサイクルです。
PDCAもしくはPDSAにより、より高いレベルへ改善が得られたら、次は一定の水準を確保できる手順を見極め、SDCAサイクルにより標準化を図るのです。
つまり、継続的な改善には「改善サイクル」と「維持サイクル」の両者が大切ということ。
「改善のサイクル」と「維持のサイクル」の二つを交互に繰り返すことで、精度が上がり、より洗練された改善が得られるというわけです。
たとえて言えば、山頂を目指すには、坂道をひたすら登るだけでは駄目。時には平らな踊り場に立ち止まって、ゆっくり周りを見渡し、現在地を確認しながら、次の坂道を登っていくことが大事・・・ということかもしれません。
昨日のPDCAサイクルの話を続けます。
さて、私が今回面白いと思ったのは、PlanをStandardize(標準化)に置き換えたSDCAサイクルという考え方。
PDCAとPDSAが改善のサイクルである一方、SDCAは維持のサイクルです。
PDCAもしくはPDSAにより、より高いレベルへ改善が得られたら、次は一定の水準を確保できる手順を見極め、SDCAサイクルにより標準化を図るのです。
つまり、継続的な改善には「改善サイクル」と「維持サイクル」の両者が大切ということ。
「改善のサイクル」と「維持のサイクル」の二つを交互に繰り返すことで、精度が上がり、より洗練された改善が得られるというわけです。
たとえて言えば、山頂を目指すには、坂道をひたすら登るだけでは駄目。時には平らな踊り場に立ち止まって、ゆっくり周りを見渡し、現在地を確認しながら、次の坂道を登っていくことが大事・・・ということかもしれません。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2013年1月 9日 水曜日
PDCA, PDSA, SDCA・・・:その1
皆様、こんにちは。
先月号の日本内科学会雑誌の特集は「医療安全と診療の質」。
ページをめくっていると、PDCAサイクルに関する記述もありました。
PDCAサイクルといえば、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法。
企業や工場など産業界ではすでにお馴染みかと思います。
ようやく医療分野にも応用され、「医療の質管理」「医療の質改善」の理論としても知られるようになりました。
PDCAサイクルとは、
Plan【計画】:計画する
Do【実施】:計画に沿って実施する
Check【点検・評価】:実施が計画に沿っているか点検・評価する
Act (action)【処置・改善】:計画に沿っていない点(問題点)を調査し処置、改善する
の4段階。
さらに、checkについては、十分に慎重な検討が必要であることを強調してstudyに置き換え、PDSAサイクルとも呼ばれています。
PDCAもしくはPDSAは、改善のサイクルです。
PDCAもしくはPDSAの4段階をらせんを描くように回し続ける(スパイラルアップする)ことで、継続的に改善を図ります。
(明日に続きます。)
先月号の日本内科学会雑誌の特集は「医療安全と診療の質」。
ページをめくっていると、PDCAサイクルに関する記述もありました。
PDCAサイクルといえば、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法。
企業や工場など産業界ではすでにお馴染みかと思います。
ようやく医療分野にも応用され、「医療の質管理」「医療の質改善」の理論としても知られるようになりました。
PDCAサイクルとは、
Plan【計画】:計画する
Do【実施】:計画に沿って実施する
Check【点検・評価】:実施が計画に沿っているか点検・評価する
Act (action)【処置・改善】:計画に沿っていない点(問題点)を調査し処置、改善する
の4段階。
さらに、checkについては、十分に慎重な検討が必要であることを強調してstudyに置き換え、PDSAサイクルとも呼ばれています。
PDCAもしくはPDSAは、改善のサイクルです。
PDCAもしくはPDSAの4段階をらせんを描くように回し続ける(スパイラルアップする)ことで、継続的に改善を図ります。
(明日に続きます。)
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2013年1月 8日 火曜日
夫源病?!:その2
皆様、こんにちは。
昨日の続き[「夫源病」についてです。
この「夫源病」を提唱しているのは、大阪大学の石蔵先生。
解決策として「本音を気軽に伝えあう上手な夫婦ゲンカ」をすすめているそうです。
ケンカには、
怒りや嫌悪感が残る「破滅型」
和解の道を探りあう「建設型」
意思疎通をしなくなる「回避型」
の3つがあるそうです。
日本では「回避型」の夫婦が多いことが特徴とか。
これも「夫源病」を悪化させる一因かもしれません。
先日このブログでご紹介した畑村先生の言葉を思い出します。
「日本人は『黙る』『考えない』『思い込む』のどれかに陥っている。」
『黙る』『考えない』『思い込む』姿勢は、まさに現状回避スタイルです。
夫婦といえども小さな社会。
幸せな夫婦関係には、
相手を思いやりつつも上手に自分の思いや希望を伝えていく・・・
「建設的な」対話が必要ということですね。
たとえそれが、ケンカであったとしても。
昨日の続き[「夫源病」についてです。
この「夫源病」を提唱しているのは、大阪大学の石蔵先生。
解決策として「本音を気軽に伝えあう上手な夫婦ゲンカ」をすすめているそうです。
ケンカには、
怒りや嫌悪感が残る「破滅型」
和解の道を探りあう「建設型」
意思疎通をしなくなる「回避型」
の3つがあるそうです。
日本では「回避型」の夫婦が多いことが特徴とか。
これも「夫源病」を悪化させる一因かもしれません。
先日このブログでご紹介した畑村先生の言葉を思い出します。
「日本人は『黙る』『考えない』『思い込む』のどれかに陥っている。」
『黙る』『考えない』『思い込む』姿勢は、まさに現状回避スタイルです。
夫婦といえども小さな社会。
幸せな夫婦関係には、
相手を思いやりつつも上手に自分の思いや希望を伝えていく・・・
「建設的な」対話が必要ということですね。
たとえそれが、ケンカであったとしても。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL