メディカルサロン ナチュラルデンティストリー Blog

2016年7月 3日 日曜日

アスレジャーでいこう!

皆様、こんにちはhappy01
メディカルサロンナチュラルデンティストリーです。

athleisure(アスレジャー)という言葉pen、ご存知ですか?
実は、athletic(アスレチック)とleisure(レジャー)を組み合わせた造語。
スポーツウェアを街中や職場など、普段着として着こなすファッションスタイルt-shirtとして、日本でも徐々に広がってきました。

私たちも、7-8年前にバンクーバーで「ルルレモンsports」に出会って以来、アスレジャースタイルの快適さnoteと伸びやかな気分shineに魅了されています。
当初は、長時間のフライトairplaneでも快適に過ごせるようにと限定的に着ていましたが、今では、すっかり日常生活に定着しました。

私たちにとって、アスレジャースタイルの中でも欠かせないのがスニーカーshoe

先日も思いがけず雨が上がったので、バスtrainに乗る予定を徒歩footに変更。
バッグを負荷に見立てて、ウェイト+ウォーキングのエクササイズrunができました。

何気ない日常を「アクティブt-shirt」にする。「エクササイズrun」にする。

私が思い出すのは、
ホテルの客室清掃係の女性たちに「客室係の仕事は立派な運動になっているshine」と意識してもらっただけで、体重や体脂肪率が減少downしたという、ハーバード大学の有名な心理学実験。

気持ちの持ち方や心がけ次第で、体も変わります。

そのスイッチを入れてくれるのが、「アスレジャースタイルt-shirt」かも。
健やかな気分note。伸びやかな気分shine
人気の秘密flagはそこにあるのかもしれません。

皆様も、アンチエイジングの一環として、是非取り入れてみてはいかがでしょうか?

投稿者 滝歯科医院 | 記事URL

2016年6月26日 日曜日

アンチキャンサー

皆様、こんにちはhappy01
メディカルサロンナチュラルデンティストリーです。

近頃、乳癌の手術が増えているupのを実感します。

従来から、私たち東アジアの人の乳癌罹患率は,ヨーロッパ人やアメリカの白人に比べて低いことが知られていました。
しかし、最近では、日本や中国などの東アジア諸国でも明らかな上昇傾向upwardrightを示しています。
統計では、日本人女性の12人に1人は乳癌に罹患するといわれています。

年齢で見ると、特に40代以降は急増up
私と同世代の方々も、数多く手術wrenchを受けられています。
とても他人事と思えませんsweat01

でも、忘れてはならないのは、ある日突然、癌になるのではないということflair
何年も何年もかけて大きくなりupwardright、ある日、見つかる(診断されるbomb)のです。

たとえば、最近手術室に来られたお二人の経過をご紹介しましょう。

73歳の女性。
若いころから肥満ぎみ。
40代後半に高脂血症。
50歳で胆石、高血圧、狭心症。
65歳で心臓バイパス術、68歳夫と死別。
1年前よりしこりを自覚、73歳で乳癌と診断され、手術wrenchへ。

メタボリックシンドロームannoyが背景にあり、癌が育ちそうな体内環境flairが何十年も続いてきたことが推測できます。

もうひとり。
55歳の女性。
20代のころからPMSannoy、30代で出産。45歳で子宮摘出術。
50歳で夫と死別、夫が亡くなってからは、睡眠薬や精神安定薬を内服hospital
2か月前(55歳)の検診で乳癌を指摘されて、手術wrenchへ。

もともとホルモンバランスが悪いflairところに、子宮摘出術が追い打ちをかけannoy、さらに、ご主人が亡くなられるという大きなストレスが引き金bombとなったことが伺われます。
手術室で「ずっと不眠が続き、手術の前もほとんど眠れなかったsweat02」と仰っていました。

もっと早いうちに手を打つことはできなかったのだろうか・・・
本当に、胸が痛みますthink

乳癌に限らず、本当の癌予防は、検診で早く見つけることではなく、癌が育たない環境を作ることですshine

「アンチエイジングshine」は、実は、「アンチキャンサーshine」でもあるのです。
皆様も一緒に始めてみませんか?

投稿者 滝歯科医院 | 記事URL

2016年6月25日 土曜日

良き道案内人

皆様、こんにちはhappy01
メディカルサロンナチュラルデンティストリーです。

しばしばラテン語で引用されるヒポクラテスの言葉
「vis medicatrix naturae shine
ご存知ですか?
「自然治癒力shine」と聞けば、お分かりいただけると思います。

これは、放っておいても勝手に治るという意味ではありませんflair
適切な環境に身を置きsun、適切な食事を摂りrestaurant、適切なライフスタイルを送ればrun、私たちの体には、生まれながらにして不調を治す機能shineが備わっているということ。

この2000年前の言葉penが、近年ようやく科学的に証明され、数多くの論文memoが発表されています。

ヒポクラテスは、病人にはまず体にいい食べ物と水を与えよshineと言い、手術と薬は最後の手段だannoyと信じていたといいます。

つまり、私たちには薬物bombを投与したり、手術wrenchを施したりしなくても治る機能があるということshine

にもかかわらず、病気になったら、まず薬をもらい、それでもだめなら手術を受ける・・・そんな受け身の姿勢になっていませんか?

先日の新聞で読んだ、前立腺癌の治療法に関する記事。
適切な情報が提供されていない現状flairに対し、
「患者は、手術の得意なブラックジャックpaperではなく、
良き道案内人footに出会いたいのです」
とのコメントが出ていました。

ブラックジャックpaperや魔法の薬bombに目を向ける前に、
まずは基本に立ち返り、良き道案内人footとともに、
自分に備わった「vis medicatrix naturae 」に目を向けてみてください。

投稿者 滝歯科医院 | 記事URL

2016年6月19日 日曜日

キラーストレス

皆様、こんにちは。
メディカルサロン・ナチュラルデンティストリーですhappy01

昨晩放映されたNHKスペシャル、「キラーストレスannoy」はご覧になりましたか?
昨日と今日との2回にわたるシリーズ構成とのこと。
ストレス医学の入門編shineとして、とても分かりやすいと思いますので、昨日残念ながら見逃してしまった方は、来週是非。

ストレスannoy・・・と聞くと、
精神的なものとか、
気のせいに過ぎないとか、
自分で何とかできることだし、
もしくは、自分ではどうにもならないことだし、
仕方ないよね・・・
などと、思っていませんか?

「ストレスannoy」という言葉があまりにも溢れすぎ、
大切なことと思いながらも、真剣に自分のストレスに向き合わず、毎日過ごしていませんか?

ストレスは、しばしばサイレントキラー(silent killer)とも呼ばれていいます。
忍び寄る、殺人者shockといった感じでしょうか。
今回の番組タイトルである「キラーストレスannoy」という言葉は医学用語ではありませんが、ちょっとドキッsweat01とする表現ですね。

人はストレスを感じると、かならず「ストレス反応flair」が生じ、しばらくするともとに戻ります。
これ自体は、本来私たちに備わった自然な生理学的反応shineです。

しかし、このストレス反応flairが頻繁だったり、大きすぎたり、体がうまく対処できない状態が繰り返されると、少しずつ少しずつ蓄積upwardleftしていきます。
そして、ある時、ある閾値を超えると、目に見あくえる「病気shock」となって私たちに降りかかってきます。

この理論を約20年前に提唱したのは、尊敬するBruce McEwen先生。
番組でも、ちゃんとMcEwen先生のインタビューが登場したので、とても嬉しかったですhappy01

私たちのクリニックでは「ストレス医学」に基づくアンチエイジングに力を入れています。
ですから、今回のNHKスペシャル「キラーストレスannoy」は、多くの方に「ストレス医学」を知っていただく良い機会shineになるのではないかと思います。

皆様に知っていただきたいのは、
ストレスannoyは漠然としたものではなく、
これまでの数多くの研究から、
「科学的に測定でき、測定結果に基づき対処できる」ことがすでに明らかになっているということ。
これが「ストレス医学shine」です。
私たちのストレスラボでも多面的にストレスを測定し、結果に基づき治療を行っています。詳しくはHPをご覧ください。

さらにこの「ストレス医学shine」に興味のある方は・・・
数年前に放映tvされた、ナショナルジオグラッフィクによるストレス研究の第一人者、Robert Sapolsky先生のドキュメンタリーがとても面白いので、是非ご覧ください。
今回のNHKもおそらくこのドキュメンタリーを参考にしながら、制作されているのではないかと思います。

投稿者 滝歯科医院 | 記事URL

2016年6月16日 木曜日

増え続ける手術と低くなるハードル

皆様、こんにちはhappy01
メディカルサロン・ナチュラルデンティストリーです。

医師になってから、早いものでもう20年以上が過ぎました。
1年目の研修医生活に始まり、地域医療や公衆衛生、大学院や基礎研究など様々なことを経験し、
ここ数年は、麻酔科医hospitalとアンチエイジング専門医runとしての二足のわらじfootを履いていますhappy01

しかし、これまでなんといっても多くの時間を費やしてきたのは、麻酔科医としての臨床の仕事shine

振り返れば、これまで何万人もの手術を受ける方々に接してきたことになりますconfident

麻酔科が他の科と最も異なるのは、いわゆる病気の診断を行わないこと。

むしろ、一人ひとりの患者さんの生理学(physiology)や生物学(biology)と向き合い、
呼吸や循環、ひいては意識や記憶をコントロールし、
手術という大きな侵襲(ストレス)annoyから体を守り、
回復shineへと導くことが仕事です。

学問としても麻酔科学は本当に面白く、神経科学の側面からも興味は尽きません。

さてそんな中、私が近頃とても気になるのは、高齢の方の手術が急速に増えていること。
80代、90代の方の手術もしばしばです。
癌の手術も急激upに増えています。

診断技術の進歩とともに、手術や麻酔の技術もどんどん進み、多くの方が安全に手術を受けられるようになってきたのは事実shine

しかし、今も昔も、手術は人生にとっての一大事flair
大きなストレスですannoy
侵襲が大きければ大きいほど、回復にも時間がかかり、術後の合併症も多くなりますdespair
家族にも大きな負担がかかります。

本当に必要な手術なのか、手術によって生活の質は向上するのか、長生きできるのか、
手術に耐え得る十分な体力や意欲はあるのか・・・
予想される危険性は、合併症は・・・
手術を行う前に考慮すべきことはたくさんあります。

にもかかわらず、手術件数は増え続け、手術へのハードルがどんどん低くなっていくdown
一方、多くの方は、すでに数々の慢性疾患を抱えwrench、種々の投薬を受けている状態bomb

日々、手術室で患者さんと向き合うたびに、
「この手術によって、この方は本当に生きる喜びを取り戻せるのだろうか・・・」と考えさせることもしばしばです。

(明日に続く)

投稿者 滝歯科医院 | 記事URL

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2012/10/12

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