メディカルサロン ナチュラルデンティストリー Blog
2016年2月29日 月曜日
和食の祭典
皆様、こんにちは。
メディカルサロン・ナチュラルデンティストリーです。
昨日の日曜日、京都の祇園甲部歌舞練場で開催された「和食の祭典1016」に足を運びました。
「和食」は日本人の伝統的な食文化として、一昨年のユネスコの無形文化遺産に登録されたのはご存知の通り。
家庭料理から京料理まで幅広く広がる「和食」。
これらすべてを、自然を尊ぶという日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」としてとらえ、「和食」がひとつの文化として世界的に認知されたというのは本当に素晴らしいと思います。
この日の目当ては、「世界に広がる和食の未来」と題したシンポジウム。
以前、記事で見かけた「木乃婦」のご主人の高橋拓児さんの和食についての解説がとても面白かった・・・というのがそのきっかけ。
高橋さんをはじめとするスーパースターのような「和食」の料理人の方々が、日々どのような思いで「和食」と向き合っているのだろうか・・・と興味深々。
私たちにとってはおなじみの和食。普段深く考えることもありませんが、
実はこの「和食」は脂を排除し、「だし」のうま味で満足させる世界に類をみない独特な食文化なんだそうです。
そして、農耕民族である日本人が毎日同じもの食べても飽きがこないよう、工夫して作り上げられたものでもあります。
実は、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味に続く第6の味覚として、脂味(脂肪味)が同定されたのは昨年のこと。
しかし、この本能が欲する「脂味」が微量でも満足できるのは、「うま味」たっぷりの「だし」のおかげ。
さらに、わずかな甘味や塩味で、素材の持ち味を楽しむこともできます。
シンポジウムを通じて、もっとも強く感じたのは、「料理は人が作るもの」というメッセージ。
環境や、作る人の人柄、性格、料理との向き合い方、精神性までもが、その一皿に現れるのだと思います。
食事の準備は、毎日のありふれた日常。
しかし、そこには、その日その日の食材選びから調理に至るまで、大切な要素がぎっしり。
今晩もマインドフルネスクッキングを心がけようと、気持ちを新たにしました。
メディカルサロン・ナチュラルデンティストリーです。
昨日の日曜日、京都の祇園甲部歌舞練場で開催された「和食の祭典1016」に足を運びました。
「和食」は日本人の伝統的な食文化として、一昨年のユネスコの無形文化遺産に登録されたのはご存知の通り。
家庭料理から京料理まで幅広く広がる「和食」。
これらすべてを、自然を尊ぶという日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」としてとらえ、「和食」がひとつの文化として世界的に認知されたというのは本当に素晴らしいと思います。
この日の目当ては、「世界に広がる和食の未来」と題したシンポジウム。
以前、記事で見かけた「木乃婦」のご主人の高橋拓児さんの和食についての解説がとても面白かった・・・というのがそのきっかけ。
高橋さんをはじめとするスーパースターのような「和食」の料理人の方々が、日々どのような思いで「和食」と向き合っているのだろうか・・・と興味深々。
私たちにとってはおなじみの和食。普段深く考えることもありませんが、
実はこの「和食」は脂を排除し、「だし」のうま味で満足させる世界に類をみない独特な食文化なんだそうです。
そして、農耕民族である日本人が毎日同じもの食べても飽きがこないよう、工夫して作り上げられたものでもあります。
実は、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味に続く第6の味覚として、脂味(脂肪味)が同定されたのは昨年のこと。
しかし、この本能が欲する「脂味」が微量でも満足できるのは、「うま味」たっぷりの「だし」のおかげ。
さらに、わずかな甘味や塩味で、素材の持ち味を楽しむこともできます。
シンポジウムを通じて、もっとも強く感じたのは、「料理は人が作るもの」というメッセージ。
環境や、作る人の人柄、性格、料理との向き合い方、精神性までもが、その一皿に現れるのだと思います。
食事の準備は、毎日のありふれた日常。
しかし、そこには、その日その日の食材選びから調理に至るまで、大切な要素がぎっしり。
今晩もマインドフルネスクッキングを心がけようと、気持ちを新たにしました。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2016年2月27日 土曜日
マラソンとコンディショニング
皆様、こんにちは。
明日2月28日はいよいよ東京マラソン。選ばれしランナーの方々、頑張ってください。
そして、昨夏の髄膜炎を乗り越え出場する「元祖山の神」の山内正人選手。
歩くこともままならない状態から回復され、地道にトレーニングに励む様子を以前新聞で読んでから、ずっと応援しています。
厳しい練習は、オーバートレーニングやバーンアウトと表裏一体。
十分なリカバリーに配慮しなければ、神経系、免疫系、ホルモンのバランスも崩れやすく、容易に感染症にかかりやすくなるのは明らか。
レースに向けて練習を積みながら、同時に、いかにこころとからだのコンディションを整えていくかは、エリートアスリートになればなるほど大きな課題です。
ちなみに、愛知県では同日に読売犬山ハーフマラソンが開催。
私の中では、武将のふるさと愛知県にふさわしい「カッコいい」マラソンのイメージ。
というのは、予想タイムごとのグループ分けが、早いほうから「豪傑」「猛者」「つわもの」「初陣」と名付けられているんです。
「初陣」といえども、制限時間は2時間半、そうそうのんびりと走るわけにはいきませんが・・・。
「豪傑」「猛者」「つわもの」「初陣」、いずれも凛々しい響きで、「カッコいい」。
だから、速くても遅くても、それぞれ自分にとって最適なペースで自信をもって走るんだ、それが「マラソン」・・・という風に聞こえませんか。
私も、来年はエントリーしようかな・・・と思っています。
明日2月28日はいよいよ東京マラソン。選ばれしランナーの方々、頑張ってください。
そして、昨夏の髄膜炎を乗り越え出場する「元祖山の神」の山内正人選手。
歩くこともままならない状態から回復され、地道にトレーニングに励む様子を以前新聞で読んでから、ずっと応援しています。
厳しい練習は、オーバートレーニングやバーンアウトと表裏一体。
十分なリカバリーに配慮しなければ、神経系、免疫系、ホルモンのバランスも崩れやすく、容易に感染症にかかりやすくなるのは明らか。
レースに向けて練習を積みながら、同時に、いかにこころとからだのコンディションを整えていくかは、エリートアスリートになればなるほど大きな課題です。
ちなみに、愛知県では同日に読売犬山ハーフマラソンが開催。
私の中では、武将のふるさと愛知県にふさわしい「カッコいい」マラソンのイメージ。
というのは、予想タイムごとのグループ分けが、早いほうから「豪傑」「猛者」「つわもの」「初陣」と名付けられているんです。
「初陣」といえども、制限時間は2時間半、そうそうのんびりと走るわけにはいきませんが・・・。
「豪傑」「猛者」「つわもの」「初陣」、いずれも凛々しい響きで、「カッコいい」。
だから、速くても遅くても、それぞれ自分にとって最適なペースで自信をもって走るんだ、それが「マラソン」・・・という風に聞こえませんか。
私も、来年はエントリーしようかな・・・と思っています。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2016年2月22日 月曜日
医学の道
皆様、こんにちは。
受験シーズンも終盤、新しい進路や夢に向かって懸命に取り組んでいる方も多いと思います。
私が受験勉強をしていた高校3年生の頃といえば・・・、早いものでもう27年も前のことになります。
中学や高校での生物の授業がとても面白く、生命科学を学びたいと思っていましたが、
理系のなかでも、医学部に行こうと決めた理由は、
人の命を救いたい・・・という思いに加え、
進化の歴史の先端に位置する(と考えられている)ヒトという生物についてもっと知りたい、学びたい、
自分もヒトだから、医学を勉強すれば、もっと自分自身のことも分かるようになるのでは・・・
と考えたからです。
あれから27年・・・、
医学の道に進んだことを本当に幸せに思います。
様々な臨床経験や学びの過程を経て、自分が自分らしく、健康であること、そして、科学的根拠に基づいて幸せや豊かさの価値を判断できるようになったことは、大きな財産です。
幸せとは何か、豊かさとは何か・・・というのは私たち人類にとっての永遠のテーマ。
もちろん、人生観や価値観は人それぞれ。
しかし、その基盤は、私たちのこころやからだの健康状態によって大きく左右されてしまいます。
毎日の「アンチエイジング」への取り組みは、こころやからだのコンディショニングともいえると思います。
普段のコンディションが悪ければ、良いパフォーマンスを上げるのは難しく、良い思考や判断をするのが難しくなるのは当然のこと。
医学という学問が、単なる病気の予防や治療としての側面だけではなく、
生物学や生理学を基にした「こころやからだのコンディショニング」として広く普及するよう、私たちは「アンチエイジング医療」を広めていきたいと思っています。
受験シーズンも終盤、新しい進路や夢に向かって懸命に取り組んでいる方も多いと思います。
私が受験勉強をしていた高校3年生の頃といえば・・・、早いものでもう27年も前のことになります。
中学や高校での生物の授業がとても面白く、生命科学を学びたいと思っていましたが、
理系のなかでも、医学部に行こうと決めた理由は、
人の命を救いたい・・・という思いに加え、
進化の歴史の先端に位置する(と考えられている)ヒトという生物についてもっと知りたい、学びたい、
自分もヒトだから、医学を勉強すれば、もっと自分自身のことも分かるようになるのでは・・・
と考えたからです。
あれから27年・・・、
医学の道に進んだことを本当に幸せに思います。
様々な臨床経験や学びの過程を経て、自分が自分らしく、健康であること、そして、科学的根拠に基づいて幸せや豊かさの価値を判断できるようになったことは、大きな財産です。
幸せとは何か、豊かさとは何か・・・というのは私たち人類にとっての永遠のテーマ。
もちろん、人生観や価値観は人それぞれ。
しかし、その基盤は、私たちのこころやからだの健康状態によって大きく左右されてしまいます。
毎日の「アンチエイジング」への取り組みは、こころやからだのコンディショニングともいえると思います。
普段のコンディションが悪ければ、良いパフォーマンスを上げるのは難しく、良い思考や判断をするのが難しくなるのは当然のこと。
医学という学問が、単なる病気の予防や治療としての側面だけではなく、
生物学や生理学を基にした「こころやからだのコンディショニング」として広く普及するよう、私たちは「アンチエイジング医療」を広めていきたいと思っています。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2016年2月18日 木曜日
朝ラン
皆様、こんにちは。
澄み渡る青空、引き締まった空気・・・朝のランニングはとても気持ちのよいものです。
晴れた日には、遠くに雪を頂いた岐阜の山々を望むことができ、すがすがしい気分になります。
外に出た瞬間は寒いと思わず震えても、数分走れば体は温まり、最後は汗をかくほど。
自分で体を動かして、エネルギーを供給する・・・
これはまさに「自家発電」なんだなと実感します。
ちなみに、大学生の頃はヨットをやっていたので、冬はシーズンオフ。
当時は「冬は寒くて辛いもの」とネガティブなイメージしかありませんでした。
でも、ランニングを始めてからは、この「自家発電」のおかげで冬も暖かく快適に。
結果、楽しく過ごせるようになりました。
持久力、すなわちエネルギー供給能力が高いということは、もちろん、アンチエイジングにおいても大きなアドバンテージとなります。
ポイントは、Sugar burnerからFat burnerへ体をシフトさせること。
たとえマラソンランナーでなくても、サスティナブルにエネルギー供給のできる体づくりが、とても大切です。
ちなみに、今年は、応募した都市マラソン、大阪・神戸・京都・東京・名古屋・・・すべて残念ながら抽選で外れてしまいました。
次回、私たちは、来月の能登和倉万葉の里マラソンに参加予定しています。
石川県七尾市で開催される能登和倉万葉の里マラソンは昨年も参加。
能登大橋から能登島に渡り、海辺ののんびりとした牡蠣の養殖場を眺めながら・・・
湾をぐるりと回って、最後は美味しい焼牡蠣で締めくくり。
のどかで美しい能登半島の光景が、しっかりと目に焼き付いてます。
あと約1か月ですが、天候に恵まれ、
楽しい大会になりますように
澄み渡る青空、引き締まった空気・・・朝のランニングはとても気持ちのよいものです。
晴れた日には、遠くに雪を頂いた岐阜の山々を望むことができ、すがすがしい気分になります。
外に出た瞬間は寒いと思わず震えても、数分走れば体は温まり、最後は汗をかくほど。
自分で体を動かして、エネルギーを供給する・・・
これはまさに「自家発電」なんだなと実感します。
ちなみに、大学生の頃はヨットをやっていたので、冬はシーズンオフ。
当時は「冬は寒くて辛いもの」とネガティブなイメージしかありませんでした。
でも、ランニングを始めてからは、この「自家発電」のおかげで冬も暖かく快適に。
結果、楽しく過ごせるようになりました。
持久力、すなわちエネルギー供給能力が高いということは、もちろん、アンチエイジングにおいても大きなアドバンテージとなります。
ポイントは、Sugar burnerからFat burnerへ体をシフトさせること。
たとえマラソンランナーでなくても、サスティナブルにエネルギー供給のできる体づくりが、とても大切です。
ちなみに、今年は、応募した都市マラソン、大阪・神戸・京都・東京・名古屋・・・すべて残念ながら抽選で外れてしまいました。
次回、私たちは、来月の能登和倉万葉の里マラソンに参加予定しています。
石川県七尾市で開催される能登和倉万葉の里マラソンは昨年も参加。
能登大橋から能登島に渡り、海辺ののんびりとした牡蠣の養殖場を眺めながら・・・
湾をぐるりと回って、最後は美味しい焼牡蠣で締めくくり。
のどかで美しい能登半島の光景が、しっかりと目に焼き付いてます。
あと約1か月ですが、天候に恵まれ、
楽しい大会になりますように
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL
2016年2月18日 木曜日
ガス滅菌器
皆さま、こんにちは
ガス滅菌器が、とうとう動かなくなりました
長年愛用していただけに残念です
金属製の器具などは高圧の蒸気で滅菌します
しかしプラスチック製の器具など、熱を加えると壊れてしまうものにはとても有効な手段なのです
「ガス」と言っても都市ガスやプロパンガスではなく、微生物を死滅させるガスなので、人体にも有害です
そんな身体に良くないガスですが、つい二十年ほど前までは、私が勤務していた歯科大学病院の手術室でも、結構平気でまき散らかしていました
当時の方法はプラスチック製の袋に予め被滅菌物を入れておいて、その中にガスを送り込み、袋の口を熱でシールするという極めて単純な方法でした。コーヒー豆を買う時に、店員さんがコーヒー豆を真空パックするのを見て、いつも思い出します
親しい先輩とよく一緒に、アゴの手術に備えて石膏でできた顔面模型を、ガス滅菌していたことを今でも懐かしく覚えています。
そしてガスを充填した出来上がりの袋はパンパン。それを手術中に開封するのです
時代は変わり、今診療室にあるのはオートメーションで自動排気です
診療室内にまき散らしていませんので、是非ご安心ください
このガスは特定化学物質に指定されているので、もちろん特定化学物質作業主任者の資格を要します。
ガス滅菌器が、とうとう動かなくなりました
長年愛用していただけに残念です
金属製の器具などは高圧の蒸気で滅菌します
しかしプラスチック製の器具など、熱を加えると壊れてしまうものにはとても有効な手段なのです
「ガス」と言っても都市ガスやプロパンガスではなく、微生物を死滅させるガスなので、人体にも有害です
そんな身体に良くないガスですが、つい二十年ほど前までは、私が勤務していた歯科大学病院の手術室でも、結構平気でまき散らかしていました
当時の方法はプラスチック製の袋に予め被滅菌物を入れておいて、その中にガスを送り込み、袋の口を熱でシールするという極めて単純な方法でした。コーヒー豆を買う時に、店員さんがコーヒー豆を真空パックするのを見て、いつも思い出します
親しい先輩とよく一緒に、アゴの手術に備えて石膏でできた顔面模型を、ガス滅菌していたことを今でも懐かしく覚えています。
そしてガスを充填した出来上がりの袋はパンパン。それを手術中に開封するのです
時代は変わり、今診療室にあるのはオートメーションで自動排気です
診療室内にまき散らしていませんので、是非ご安心ください
このガスは特定化学物質に指定されているので、もちろん特定化学物質作業主任者の資格を要します。
投稿者 滝歯科医院 | 記事URL